低学力の子供たちに、勉強に必要な言葉を覚えてもらうための語彙習得ドリル「ワードクライシス」について、何回かに分けて、制作の背景をご紹介していきます。私の思い・考えを発信することで、分かり合える仲間を増やせたら、と思っています。
「学習語」とは
言葉は、一般語、学習語、専門語の3種類に分けられます。
一般語:日常会話で使う言葉。 例 学校、起きる
学習語:複数の教科の学習で使う言葉。 例 比較、分析
専門語:特定の教科でだけ使う言葉。 例 光合成(理科)、律令政治(社会)
「学習言語とは何か」 バトラー後藤裕子 著
一般語は、日常会話の中に頻繁に登場するので、比較的容易に身につく言葉です。専門語は、学校の授業で教わります。しかし、学習語は、日常生活では身につけにくい言葉です。その上、学校でそれらの言葉自体を教わることは、ほぼありません。
高学力の子供はどこで学習語を身に着けるのか
学習語は、日常生活では身につけにくい言葉です。しかし、高学力の子供たちは次のような方法で学習語を習得しています。
・豊富な読書
・親子での知的な会話
・塾
低学力の子供は置いてけぼり
一方、低学力の子供は、上記の様な環境は与えられないので学習語が身につきません。だから、授業の内容を理解することが困難です。その上、学校には学習語を教えるカリキュラムが存在しないのです。
続きは、別の記事で書きますね。
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読んでくれてありがとうございます。同じ思いをお持ちの方、力を貸して下さい!
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